一般的に女性の方が痛みに強いと言われている。
また一般的かはわからないが
「私が体調を崩しても何の心配もしないのに
自分はちょっと熱があるだけで大騒ぎする」
というのが、男性に対する世の女性の言い分である。
ところで、筋肉にも女性的なのと男性的なのが存在する。
肩の不調を招く筋肉なんかは
性格がとてもはっきりしているのだ。
肩には肩甲骨の上に乗っかるように付いている
ローテーターカフと言われる筋肉(筋肉群)と
背中上半分に薄く広く覆いかぶさる僧帽筋という筋肉がある。
ローテーターカフは筋肉の大きさも力も小さく女性的である。
肩甲骨から腕の骨に跨って付いているため
ただひたすらに文句も言わず腕をぶら下げ続ける、
どこか昭和の母ちゃんを連想させる忍耐強さがある。
その点、僧帽筋は大きさも大きく力も強い。
重いものをウッコラセと動かすのはこいつの出番である。
ただし、ちょっとの不調で大騒ぎするのも特徴である。
あっ!という悲鳴が、(筋肉が)デカい分だけ広範囲に広がり
余計な歪みを大きく作ってしまうのだ。
ただし、比較的に僧帽筋は素直である。
ちょっとなだめればご機嫌を治しやすい。
その点、ローテーターカフは一度機嫌を損ねると治りが悪い。
そりゃそうよ。だってずっと我慢してたんだから!
と、言うわけである。
ちなみに40肩、50肩は整体のなかでも
こじらせると治るに時間がかかる症状であるが、
ローテーターカフは40肩、50肩の原因・・・
と、言われる筋肉である。
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