鴻上尚史のエッセイを読んで、
大笑いした事がある。
その頃、私は上京していて、
そして東京生活も仕事もいまいちだった。
ささくれた気分でランチを食べに店に入り、
持って入った”鳩よ”という雑誌に載っていたのが
ソレであった。
そのエッセイのタイトルが、
確か一を聞いて十を知るだったと思う。
読んでいると、もう、可笑しくて可笑しくて
本に隠れるように肩を震わす姿を、
まるでその姿を側から見ていたように思い出す。
「今日のランチ」はササミの刺し身丼で、
いくら何でも乗せすぎじゃないか。
と思う程、生のササミが大量にのっかっていた。
さて。
さて、である。
整体というのは施術はもちろんだけど
「見立て」というのも大事になってくる。
簡単に言うと
「体がどんな風に歪んでいるか」
「それにより、どこに問題が生じているか」
を判断する力。
例えば、片方の足首が回内していると
脛骨と大腿骨は内旋して
膝は曲がり、骨盤は、、、と、
結局、肩の位置の歪みまで続く事になる。
「一部分を見るだけじゃ痛みも歪みも直りませんよ」
HPなんかでよく見かけるその言葉には
そういう意味がある。
一を見て十を知る。
それが、今の私の仕事である。
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