新聞チラシの間取り図をみても何とも思わないのだが
好きな小説がドラマや映画になった時、
部屋の間取りが上手に具現化されていると非常に嬉しい。
奥に長く続く部屋って、あっこんな感じねー。
あぁそうそう、間仕切りになる箪笥はこうやって置かれてたのね。
アフリカの民芸品って、コレか。。。
みたいな。
文章にするとただの家政婦ののぞき見だけれども。
以前、耽溺していた小説の間取りに近い作りの喫茶店を見つけ
行くと気分がよくて足しげく通った事がある。
時が流れて閉店し、どう見ても使わない空き家になったのを見て
本気で住みたいと思った。
思って大家を探し出したところ、他の買い手の改築工事が始まり
随分悔しい思いをしたことがある。
いまだぼんやり生きているものだから
間取りは実用性よりも、明らかに住みにくそうなものに惹かれる。
ウソみたいな空間でほんのひと時ウソみたいな時間を過ごしたい。
オカメのささやかな憧れである。
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