木皿泉という脚本家が書いたドラマがとても好きで
ようやくこの人の本を買った。
「脚本家の書く小説はテレビの人だからか風景が浮かびやすい気がするよ」
と、むかし友達のアイちゃんが言っていたけど
確かにそういうところがあると思う。
私はとにかく向田邦子が大好きで
あの人のかく景色が大好きだ。
この木皿泉という人は(夫婦二人で一つのペンネームらしいが)
あるドラマ作品で向田邦子賞をとっている。
直木賞とか芥川賞とか、人の名前が冠についた受賞作品が
直木三十五や芥川龍之介と趣きが似ているか知らないが
この人の本は読むとどことなく向田邦子の後味に似ていた。
しばらくは本屋で買う本を迷わなくてすみそうだ。
お気に入りの作家がみつかることはとても幸せである。
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