先日、母校(整体スクール)の授業にお邪魔させてもらった。
ちょうど何人かが修了証をもらうタイミングであった。
そこで師匠が生徒にこんな話を始めたのである。
人生を変えるときに入る3つの部屋がある。
ひとつめの部屋の名前は。。。
オカメ、先輩としてもちろん覚えているよな。部屋の名前。
。。。まじか 😯
そりゃもう、すっからピンに忘れているわけで、
早くも後輩の前で恥をかくに至る。
さて、3つの部屋。
それは「気づきの部屋」と「やる気の部屋」と「本気の部屋」
の事であった。
このままの人生で本当にいいのか、という気づき。
そこから奮起して事を始める、やる気。
最後に、それでご飯を食べられるようになるために飛び込む
本気の部屋の話である。
気づきは今までの自分から一歩抜け出した瞬間だ。
ちょっと誇らしいような清々しい気分の頃。
そこから整体でいうなら、
みんなで勉強をしているタイミングがやる気の部屋である。
同じ夢を持つ者たちと希望に胸躍らせるひととき。
オカメもスクール後に夜な夜な酒盛りした
楽しい思い出が蘇るのだ。
そして、その先に本気の部屋がある。
それは独り立ちをする覚悟が出来て
はじめて入ることのできるシーンとした部屋である。
自分との本当の戦いが始まるときだ。
あぁ聞いたな、この話。
しかも、卒業して開業を決めなければいけない時分に
ずいぶん真に迫って聞いた話であった。
本気の部屋は確かに孤独である。
周りに開業したことを伝えた手前、もう後には引けない。
前に進むしかないのである。
本当に集客できるのか。
自分の技術は通用するのか。
まわりはどれほど稼げているのか。
不安ばかりである。
でも、答えを出せるのは自分しかいない。
開業に一番必要なのは
「開業すると決めること」と教わった。
でも、本気の部屋の怖さが分かるから
決めることを躊躇してしまう自分がいる。
しかしながら、そこで立ち止まったまま終わるのか
本気の部屋に入るのかで、その先の人生は変わるのだ。
修了証をもらった皆さん。そして、何かを丁度気づいた方。
どうぞどうぞ、応援しております。
未来は明るいのであります。
さて、今日は良い話が聞けました。
初心を思い出すことが出来ました。
そう挨拶をして帰ろうとすると、その背中に師匠の声がした。
「オカメ、よく生き残ったな」
ささやかな世界のささやかな私事であるけれど
この言葉は私の小さな世界の表彰状に聞こえた。
わたしも頑張らなければならない。
これからも。
コメント
この記事へのコメントはありません。