月に一回勉強会って、いったい営業日を休みにして
ナニ勉強してやがんでぃ。
と、思われる方もいるかもしれない。
決して布団とか壺の売り方なんぞ学んでいる訳ではない。
・各自が持つ技術の発表
・基本の技(術)のチェックと意味の掘り下げ
・整体業界に関わる座学
・新しい技の習得
と、いうようなことを毎月毎月、何年も繰り返している。
今回の技術の発表は「ありとみ接骨院」の
有富先生が登場である。
教えて頂いた技術はもちろんなのだけど、
技術に至るまでの解剖学が無茶苦茶に面白かった。
解剖学の本に並ぶ活字はだいたい近寄りがたい。
でも、有富先生の口からでるその知識は、
冷たい活字から生きたランランとしたものに変わるのだ。
毎日YouTubeで講義してくれたら、私は絶対に見る。
そして新しい技は「ヘルニアにおける髄核移動」の技術。
まだ整体がこの世であまり認知されていない時代から、
アメリカまで行ってカイロプラクティックを学んできた
中村先生。技を決めるポーズがものすごく決まっている。
技はアート。効果的な技術は、見た目もまた絶対に美しい。
その姿を見て、改めて学ぶのであった。
そして今回はその4つにオマケが付いた。
S君の壮行会である。
S君は整体でご飯を食べる道には進まなかったけど、
年下の先輩であり、勉強会に出続けたひとである。
まるで和田誠の挿絵から抜け出たような風体のS君は、
もうそれなりの年だけど、”君”という呼び名が
とてもしっくりくるのだ。
この数年は仕事でアジアに行ったり戻ったりを
繰り返していたが、今度3年という期間を
中米に転勤になってしまった。
さびしいなー。
3年。
テレビなんかで恋人同士が3年離ればなれになる。
「待っててやれよー。すぐじゃん。」
なんて最近は、ババァになったのをいい事に気楽に
ヤジを飛ばしちゃったりしていたが、
アラフィフにして3年の長さを思い知るのだった。
3年経ったら。
50のアラウンドの輪は今よりもっと小さくなっている。
その頃、私はどう変わっているだろうか。
どう変わっていくことが出来ているだろうか。
ボーっとしてても3年。
がむしゃらでも3年。
・・・。
S君、私も頑張ろう。
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