(その9から続く)
大事なのは呼吸筋だけではない。
というのは、
「体はつながっている」
と、いう意味である。ありふれた言い方だけど。
例えば、ブルース・リーでおなじみの前鋸筋は
呼吸補助筋として吸気時に働く。
その前鋸筋が、もう、いかんともしがたく硬くなり、
手触りとしては、生のイカの開いたのが
脇下の肋骨の側面にベタ~っと
ひっついているみたいになっていたとする。
(※生イカと感じるかどうかは施術側の個人差があります)
じゃあさ!ソレ、前鋸筋を直接弛めればさ、いいじゃん。
という、考え方も、確かに間違ってはいない。
でも、その原因になっているであろう場所。
例えば腕からとか、脊柱からとか、
はたまた骨盤からとか、
モチロン人によってその場所は違うんだけど、
そこからキッチリ調整をかける。
のとでは、やっぱり効果に差が出てくるのである。
スイッチ。
身体には、とくに、自律神経なんかで緊張した体には
ココの力が抜ければな。
という、スイッチみたいな、
緊張をまねく出発点みたいなものがあるなぁと、
実感している。
それも含めて考えた時、やっぱり、
「全身の状態を整える」
という、全体から体をみるのはとても大事になるのだ。
次回へつづく。
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