ヒステリー球という喉に症状が出る自律神経障害がある。
球と言ってももちろんラムネの玉ころのようなものが
喉に詰まっている訳じゃない。
というより、喉に違和感があるのに
検査で異常や器質的な変化が見られないのがヒステリー球である。
が、先日自律神経障害に話が及んだ時に
我が師匠が言った。
「ヒステリー球」なんて
コンコンコンコンッ
カンカラスコーンッッ
って治しちゃうぜ!
喉のあたりをピンボールの玉がカンコン動くような動作で
指し示しながらニカッと笑うのだ。
そんなバナナ。と思うと同時に
まいったなぁ、やられたなぁと思った。
入学当初この師匠に
「整体師の仕事は大丈夫だって患者さんに言ってあげることです。」
と教わった。
治るイメージを与えることこそ一番の治療。
その為の技術と言葉と想像力を養いなさいと言われた。
とくに自律神経障害のような不安が先行するタイプの治療時には
治るイメージがとても重要になってくる。
カンカラスコーンには
治るイメージと元気になるイメージが含まれていた。
私なんかまだまだあまちゃんで
切ない症状を聞くと思わず一緒につらくなっちゃったりするけど、
そんなんじゃまだまだダサいぜ、と思わされる一幕でした。
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